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⽯垣いちごの物語 その2

コミュニティをご覧いただき、ありがとうございます😊

 

⾷べ物はその物語を知ると、より美味しく感じると⾔われております。来シーズンのイチゴを、より美味しく召しあがっていた だく為に、当園のイチゴの物語を書き連ねたいと思います。よろしくお付き合いください。

 

⽯垣いちごの物語 その2

 

その1では⽯垣いちごについて簡単に書きました。その2では苗作りについて書きたいと思います。

 

「苗半作」という⾔葉があります。これは「苗作りによって作物の出来の半分が決まる」ということを表します。美味しいイチ ゴを作る為には、まず良い苗を作ることから始まります。

 

私が⼦供の頃は、イチゴの苗作りは⾼冷地(富⼠⼭の2合⽬など)で⾏なわれておりました。現在でも⾼冷地の育苗は⾏なわれて おりますが、当地区の半数以上の農家はポット育苗に変わって来ています。当園もアイポット育苗を⾏なっております。

 

イチゴの作型の⼤部分は促成栽培で、これは本来なら春から初夏に実を付ける性質のイチゴを花芽分化を早め寒い時期を加温す る事で冬から春まで実を付けるように栽培する⽅法です。

 

花芽分化は低温短⽇で促進しますが(⾼冷地栽培はこれに該当します)、窒素肥料を断つ事でも実現出来ます。ポット育苗は窒素 肥料を断つ⽅法で花芽分化を早めています。

 

写真の左上は昨年7⽉中旬の様⼦で約半数の⼦苗がポットに⽌められています。

写真の左下は昨年の⼦苗の本数の推移で6000本の苗を作りました。8⽉に本数が⾜踏みしていますがこの時は病気が出て毎⽇ 数⼗本の病気の苗を取り除いていました。⼼が折れそうな毎⽇でしたが、幸い定植後は病気が出なかったので良いイチゴが取れ ました。

 

写真の右は今年の様⼦で、真ん中は⼦苗をポットに⽌めたところ、下はアイポットです。

今年も良い苗を作って、美味しいイチゴを皆さまにお届けしたいと思います。

 

尚、苗は随分余分に作りますので、ご希望の⽅に差し上げることが出来ます。

 

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